Date: 6月 5th, 2014
Cate: アナログディスク再生
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アナログプレーヤーの設置・調整(その12)

きちっと設置され、調整においても相当に追い込んであるアナログプレーヤーであれば、
プレーヤーキャビネットの上に、プレーヤーの置き台に、なにか雑共振をするものを載せてみれば、
なぜ、プレーヤーの周りを片付けろ、と言うのがすぐに理解できる。

雑共振のするものとは、指で弾いたときに澄んだ音でなく、雑多な音がする、汚い音のするもののことである。
たとえばCDのプラスチックケースであり、これならばたいていのオーディオマニアのところにある。

CDのプラスチックケースをプレーヤーキャビネットに、置き台に載せる。
これによる音の変化をよりはっきりと出すためには、置けるかぎり何枚も載せてみればいい。

そうした音と、周りをすっきりと片付けたときの音を比較してみる。

うちのプレーヤーはフローティング型だから、置き台にそんなものを載せたところで音への影響はない、
と思う人でも、実際にやってみるといい。
世の中に完璧なフローティング機構は存在しないことが、頭でなく耳ではっりきとわかるはずだ。

CDのプラスチックケースを載せた途端に、音は濁る、汚くなる。
ディテールが不鮮明になる。
これだけでなく、音は変化する。

たった一枚のプラスチックケースでも、載せれば音はおかしくなる、といえる。

載せてもそんなに変らなかった、変ったけれど悪くなったとは感じなかったら、
未熟な使いこなししかできていない、と思った方がいい。

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