Date: 4月 16th, 2014
Cate: 世代
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世代とオーディオ(JBL 4301・その10)

プリ・メイン分離機能は、音質最優先という視点からすれば、
余分な接点が増えるし、アンプ内部の引き回しも余計に必要となる。
これらによる、ほんのわずかとはいえ音質への影響は確実にある。

それにプリメインアンプという形態を活かす構成に関しても、
プリ・メイン分離機能をつけることで制約を受けることにもなる。

プリ・メイン分離機能があるということは、コントロールアンプとして、パワーアンプとして、
一般的なセパレートアンプと同じゲイン配分である必要が出てくる。

このころのプリメインアンプの中には、
プリメインアンプという形態だからこそ可能なゲイン配分を試みている製品がいくつかあった。

どちらがプリメインアンプの形態として優れているのか、理想に近いのかは、簡単には決められないし、
どちらとも存在しているのが、いい。

ただ、あのころの私は後者のプリメインアンプの形態に魅力を感じていた。
プリメインアンプはプリメインアンプとしての音を磨いていってほしい、と考えていたからであり、
セパレートアンプへ移行するのであれば、プリメインアンプの一部を使うなんてことはせずに、
一気に本格的なセパレートアンプにするべき──、そう思ってもいた。

でもこれについても、別項のモードセレクターと同じで、歳(経験)を重ねていくことで変化していった。

プリメインアンプでも高級機であれば、
プリメインアンプならではのメリットを最大限に追求した形態であってもいいけれど、
普及クラスのモノならば、音質のために機能を省略することはないほうがいい。
プリ・メイン分離機能もついていれば、それを否定しようとはもう思わないし、
せっかくついている機能なのだから、実験的でもいいから、いちどは使ってほしい、と思うようになった。

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