the Review (in the past)を入力していて……(続×十三・作業しながら思っていること)
ラックスの管球式プリメインアンプのSQ38FDIIはウッドケースにおさまっている。
私は、どうもこのウッドケースが好きになれなくて、
ウッドケースが別売になったLX38のほうが、すっきりしていて好感がもてる。
マークレビンソンのJC2を使っていたときもウッドケースを手に入れようとはまったく思わなかった。
ウッドケースが似合うアンプは、ほんとうに少ない。
ウッドケースがほんとうにデザインとして消化されているアンプはあまりない。
サンスイのAU-D907 Limitedウッドパネルの使い方は、
サンスイの、このシリーズのデザインの野暮ったさを結果として強調しているふうに感じる。
むしろAU607、AU707のデザインを、
ほぼそのままAU-D907にも採用してしまった無理がはっきりとしてきたようにも思う。
AU607の、あの価格だと、あのデザインが好ましく感じられもする。
それが高級プリメインアンプとされるAU-D907にもってきてしまうと、
洗練されていないことが気になってしまう。
AU607では愛矯として映っていても、AU-D907クラスとなると愛矯ではすまされなくなる面が出てくる。