想像つかないこともある、ということ(その3)
このブログであれこれ書いているわけだが、
どのテーマにしても最初にプロットを書いて……、ということはまったくやっていない。
テーマとタイトルだけを考えて、場合によっては最終的な結論を見つけていることに関しては、
ただひたすらそこに向って書いていくだけの作業であり、
結論を見つけるために書いていることもある。
とにかくプロットはまったくないのだから、
ある程度の時間をかけて書いていくうちに、
それに他のテーマを書いているうちに気づくことがある。
今回も、ひとつ気づいたことがあった。
ステレオサウンドが1977年12月に出した「コンポーネントステレオの世界 ’78」での、
井上先生によるある組合せのことについて、である。
この組合せはJBLの楽器用18インチ・ウーファーK151を二発、
中高域はJBLの2440と2355ホーンの組合せ。
キズだらけの大型エンクロージュアにK151が、やや離れてマウントされている姿は、
同じダブルウーファーでも4350のように二発のウーファー近接してマウントされているのを見慣れていると、
やや間が抜けたような感じも受けないわけではないが、
18インチのウーファーが小さく感じられる、その大きさはじんわりと迫力を感じる。
「コンポーネントステレオの世界 ’78」が出た時の感想は、凄いなぁ、だった。
それから30年以上が経って、感じ方もずいぶん変ってきたし、今回気づいたこともある。
そして思い出したこともある。