Date: 3月 9th, 2014
Cate: LNP2, Mark Levinson
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Mark Levinson LNP-2(続バッファーアンプについての考察)

LNP2のフォノイコライザーはNF型である。
つまりNFB量に周波数特性をもたせることで、RIAAカーヴを実現している。

そのため周波数によってNFB量に違いが生じることになる。
仮にLNP2のモジュール(LD2)のオープンループ(NFBをかける前)の周波数特性が20kHzよりも延びていれば、
NF型の場合、1kHzを基準とすれば20Hzでは約20dB、NFB量が少ないし、
20kHzでは約20dB、NFBが多くかかることになる。
20Hzと20kHzとでは、この場合、NFB量に約40dBの違いが生じている。

ただ実際にオープンループの周波数特性が、20kHzまでフラットだったとは、
この時代のアンプという前提に立てば考えにくい。

LD2はオープンループゲインはそこそこ高いはずである。
インプットアンプのゲインは時期によって違うが、40dBまであげることができた。
ということはNFBをかけ40dBのゲインがあるということで、
十分なNFBをかけているのであれば、LD2のオープンループゲインはもっと高くなければならない。

それを裏づけることとして、JC2(ML1)のラインアンプモジュールをLNP2に挿すと、
うまく動作しない、ときいている。
反対にLNP2のモジュールLD2をJC2(ML1)に挿しても問題は生じない、らしい。

ということはJC2のラインアンプモジュールとLNP2のLD2モジュールは、
オープンループゲインがかなり違うのではないか、ということになる。

おそらくLD2のオープンループの周波数特性は可聴帯域のあるところから下降しているはず。
そうなると、周波数によるNFB量は、上に書いたようにはいかず、
20Hzと20kHzにおけるNFB量の違いは、40dBよりも小さな値になる。

フォノイコライザーにつづくインプットアンプは、
NFB量を変えることでゲイン切換が可能になっている、いわゆるフラットアンプである。

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