Mark Levinson LNP-2(続々バッファーアンプについての考察)
LNP2のアウトプットアンプはトーンコントロール機能をそなえている。
高低音域だけでなく中音域もコントロールできる3バンドのトーンコントロールであり、
このトーンコントロールもNF型のはずだ。
ということはトーンコントロールを使うことで、
この段のLD2にかかるNFB量は変化していく。
LNP2には”EQ”というスイッチがある。
3ポジションで、トーンコントロール機能のON/OFFにあたるINとOUTのポジションの他に、
OUT 0dBというポジションもある。
OUT 0dBのポジションにすれば、トーンコントロールの三つのツマミをフラットにしていても、
アウトプットアンプのゲインに違いがでる。
いいかえればOUT 0dBポジションで使えば、
アウトプットアンプがバッファーアンプということになる。
バッファーアンプとは、buffer amplifierであり、bufferとは緩衝もしくは緩衝装置ということになる。
そしてバッファーアンプのゲインは0dBであることが特徴だ。
LNP2のように他のアンプ段と同じモジュールを使う場合、
100%NFBをかけることで、ゲインを0dB(増幅度:1)にする。