Digital Integration(デジタルについて・その2)
学生の時はコンピューターにふれる機会はなかった。
だから、デジタルというものを、ふれた、といえるのは、やはりオーディオにおいて、が最初だ。
1982年のCDの登場から、といってもいいだろう。
アナログディスクでも、デジタル録音であることを謳っているものが、いくつも出ていたし、
それらを聴いてはいたから、間接的にはデジタルなるものにふれてはいたけれど、
「これがデジタルか」と単純に、つよく印象づけられたのは、やはり最初に聴いたCDの音、
以前に書いたが、試作品というか、特別仕様といってもいいマランツのCD63の音。
1991年にMacのClassic II(まだ漢字Talk6だった)を手に入れるまで、
私の中でのデジタルに対する「印象」は、すべてオーディオにおいてつくられていた。