Date: 3月 7th, 2010
Cate: 挑発
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挑発するディスク(余談)

トーレンスの101 Limitedには、アナログディスクが2枚ついてきた。
101 Limitedにあわせて金色のジャケットの、いわゆる高音質盤とよばれる仕様で、
ボップスとクラシックが1枚ずつ。

クラシックはリッカルド・シャイー指揮ナショナルフィルハーモニックによるロッシーニの歌劇序曲集だった。
じつはシャイーの演奏を聴いたのは、このレコードが最初だった。
シャイー、27か28歳の演奏で、なかなかどうして聴いていて気持の良いものだった。
あまり話題にはならなかったように記憶しているが、音にも気持の良さがあって、わりとよく聴いていた。

期待の若手指揮者のひとりになった。
けれど、低迷とまではいわないが、ある時期、あまりぱっとしなくなってきた印象があり、
ここしばらくはシャイーの新譜に興味をもつことはなかった日が、けっこうな期間続いていた。

それが、この2年くらいのあいだに、私の中で、急に復活してきた感があり、
今年1月に発売されたマタイ受難曲は、聴ける日が待ち遠しかった。
輸入盤入荷の翌日に購入。仕事が忙しく、聴いたのは2日後になってしまった。

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