Date: 9月 17th, 2013
Cate: 「スピーカー」論
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「スピーカー」論(その1)

このブログを書き始めて、丸五年が経過した。
書き始めた頃は、いったいどこまで書けるだろうか、
書くことに困る日がいつかは来るだろう。

そうなった時に、今日は何を聴きました、とか、こんなことをしました、などで、行をうめていくことはしたくない。
ブログを、公開日記だとは思っていないからだ。

そんな不安とまではいかないものの、
そんな時が来たら、その時に対処するしかない……という気持もあった。

でも書き始めていくと、
そのとき書いているテーマが、関連する別のテーマに気づかせてくれる。
ひとつのテーマでも、書き進めていくうちに、最初は予定していなかったことについて、
あれも書いておかねば、これも書いておいたほうがいい──、
そんなことが連枝のように拡がっていく。

けっこうなことではあるけれど、
早く結論(最終的なこと)にたどり着きたいのに、
書けば書くほど、なかなかたどり着けなくなるような気すらしてくる。

いまもスピーカーについて書いている。
これまでも書いてきている。
まだまだ書き足らない、と感じている。
ますます書くことは増えていく。

先に書いておこうと、だから思った。
私が、スピーカーを、どう捉えているかについて、を。

私は「スピーカーは役者だ」と捉え、考えている。

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