Date: 7月 21st, 2013
Cate: チューナー・デザイン
Tags:

チューナー・デザイン考(パイオニア Exclusive F3・その1)

パイオニアのFM専用チューナー、Exclusive F3の存在を知ったのは、
ステレオサウンド 41号の特集、井上先生の文章によってだった。

Exclusive F3に興味を持つようになったのは、
ステレオサウンド 43号の特集、ベストバイでの瀬川先生の文章を読んでからだった。

なぜ41号で存在を知った時には興味を持たなかったのか。
それはコントロールアンプのExclusive C3、パワーアンプのExclusive M4とともに、
Exclusive F3も一枚の写真におさまっていたのだが、
C3、M4、F3の中では、F3だけデザインで、なにか違う、という気がしていた。

それに瀬川先生も、41号で、
「チューナーの方は、性能は第一級品だと思う。が、デザインがC3、M3、M4の域に達していない。結局、性能と仕上げの両面のバランスのとれているものはC3とM4、ということになる。」
と書かれていた。

C3もM4もシルバーパネルなのに、
なぜかF3だけヒンジパネル内に細かなボタンを収納するという共通点はあるものの、黒を基調としている。
FMチューナーだから、という理由も考えられなくもないけれど、
Exclusiveシリーズの製品として眺めた時に、どこか違和感がある。

Exclusive F3のデザインが違ったものであったら、
ステレオサウンド 41号の時点で、きっと興味をもったと思う。

Leave a Reply

 Name

 Mail

 Home

[Name and Mail is required. Mail won't be published.]