Archive for category audio wednesday

Date: 8月 9th, 2024
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) – 第七夜を終えて(その1)

8月7日のaudio wednesdayで行ったことは、
ステレオサウンド 76号に掲載されている井上先生の使いこなしの記事、
「読者参加による人気実力派スピーカーの使いこなしテスト」を再現したものといっていい。

76号は1985年秋発売の号だから、三十九年前になる。
なので、8月のaudio wednesdayでやったことに、
最新の使いこなしといえる面はほぼない。

なんだ、その程度のことか、と思われるかもしれないが、
その、なんだ、その程度のことは、意外にきちんとできてなかったりする。

基本中の基本といえることを、きちんとやっていく。
特別なオーディオ・アクセサリーの類いは使っていない。

そして今回は、私の音の判断は極力加えなかった。
二つの音を聴いてもらい、どちらが良かった(好かった)か、挙手してもらい、多数決で進めていった。

Date: 8月 7th, 2024
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第八夜

audio wednesday (next decade) – 第七夜は、9月4日である。
時間、場所はこれまでと同じ。

すでに告知しているとおり、今回と同じく757Aレプリカを鳴らす。

今日のaudio wednesdayでは2ウェイのまま鳴らした。
5月の会ではエラックのリボン型トゥイーターを足しての3ウェイだったが、
今回はあえて2ウェイのまま。

9月の会で、トゥイーターを足して3ウェイとする。
候補は、JBLの2405とデッカのリボン型である。
どちらも野口晴哉氏のコレクションだ。

デッカは四本のストックがある。
試してみたいことがある。

Date: 8月 6th, 2024
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) – 第七夜(いよいよ明日)

明日(8月7日)のaudio wednesdayは、これまでとは少し趣向を変えて行う。
オーディオ寄りに振った、いわば試聴会とも言える。

四谷三丁目の喫茶茶会記でやってきたことを、今回はやってみる。
これまでに鳴らしてきたスピーカーの一つ、ウェスターン・エレクトリックの757A、
そのレプリカを仕上げていこうというのが、8月と9月の会のテーマとなる。

5月の会ではセッティングし終えた音を聴いてもらったが、
今回はレプリカという自作スピーカーだからこそできるあれこれを試して、
その音の変化によって音楽表現がどう変化していくのか、そのことを聴いてもらいたい。

オーディオはどんな細かいことであっても、何かを変えれば音は変っていく。
だから、そのことに拘泥してしまうと、
泥沼に知らず知らずのうちに入っていくことにもなる。
その泥沼を楽しむ人もいるが、
オーディオの本当の楽しさは、そういうところにはない。

そのことを少しでも感じ取ってもらえたら、と考えている。

今回は、久しぶりにTIDALではなくCDを鳴らす。

Date: 7月 19th, 2024
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) – 第七夜(ネットワークのこと)

8月7日のaudio wednesdayは、5月に鳴らした757Aレプリカを鳴らす。
前回は元からついていたネットワークをそのまま使っての音出しだった。
今回は、ネットワークをいくつか試す。
まず前回と同じ構成(ネットワーク)で鳴らす。
次にAmpex(JBL)の、古いネットワークにする予定だ。
預かっているモノで、大型のネットワーク。

どんな音がするのか、預かっているだけで、その音を聴いてはいないから、
これの音は私も楽しみにしている。

それからアキュフェーズのDF35を使って、バイアンプドライヴも予定している。

これらの音を確認した上で、ネットワークの自作を考えている。
なので9月も757Aのレプリカを鳴らす。
8月は2ウェイのまま鳴らすが、9月の会では、トゥイーターを足す。
デッカのリボン型トゥイーターを、片チャンネルあたり二本足してみようと考えているところ。

Date: 7月 18th, 2024
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) – 第七夜・選曲について

7月のaudio wednesdayの日は暑かった。
梅雨があけた8月のaudio wednesdayは、
同じくらいかもっと暑くなるかもしれない。

8月に鳴らすのは757Aレプリカだから、ホーン型である。
8月に鳴らしたい曲は、ホーン型だから聴きたい曲になるかもしれない。

暑さを吹き飛ばしてくれるほどに、
熱い演奏をかけたいと考えている。

ウーゴ・ディアスだろうか。

Date: 7月 13th, 2024
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) – 第六夜を終えて(その2)

7月3日の最初の曲は、
エーリッヒ・クライバーによる「フィガロの結婚」。
第一幕を最後までかけた。

来られた方たちの中には、退屈された人もいたかもしれないが、
私は、このまま第二幕、第三幕、第四幕、
つまり「フィガロの結婚」だけをかけていたかった。

いまの時代、エーリッヒ・クライバーの「フィガロの結婚」は、
どういう評価をされているのだろうか。

特に知りたいわけでもないが、
なんだか忘れ去られようとしているのかも……、
そんなふうに思うこともある。

古い録音だ。七十年ほど前の録音なのに、
本当の意味で、鮮やかな音で「フィガロの結婚」が聴ける。

Date: 7月 6th, 2024
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) – 第六夜を終えて(その1)

8月9日に、映画「ボレロ」が公開される。
予告編を見ていると、けっこういい出来の映画のように思える。

実際の出来がどうなのかは、
劇場で本編を観ないことには何もいえないけれど、
この予告編を見ていたから、
7月3日のaudio wednesdayでかけたくなっていた。

誰の指揮でかけるのか。
クリュイタンスかミュンシュか。

ミュンシュ/パリ管弦楽団の録音を、19時の開始前にかけた。

ボレロを最後までとおして聴いたのは、いつ以来なのか、
思い出せないほど聴いていなかった。

断片的には、どこかで耳にすることはあっても、聴きたくてなって最後までというのは、久しくなかった。

メリディアンのDSP3200とエラックの4PI PLUS.2の組合せ。
そこから鳴ってきたボレロは、
この程度のボレロの聴き手でしかない私の耳を魅了した。

Date: 7月 3rd, 2024
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) – 第七夜

audio wednesday (next decade) – 第七夜は、8月7日である。
時間、場所はこれまでと同じ。

5月の第四夜と同じスピーカー、757Aのレプリカを鳴らしてみようと考えている。

タイプはまるで違うが、パワーアンプを二台用意できる。
アキュフェーズのA20VとマッキントッシュのMC275である。
それにアキュフェーズのデヴァイダー、DF35も持ち込み済み。

マルチアンプで757Aレプリカを鳴らせる。
DF35はデジタル信号処理で、ユニットの前後位置の補正が可能。

757AレプリカのホーンはJBLの2397で、ドライバーは2420なので、
スロートアダプターを、2328と2327を使うことになり、
ウーファーのボイスコイル位置とドライバーのボイスコイル位置は、
さらに広くことになる。

これをデジタル信号処理することで、どんなふうに音が変化するのか、
そのことによって音楽の表情がどう変っていくのか。

これまでとは趣向をかえてみようと考えている。

Date: 7月 2nd, 2024
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) – 第六夜(いよいよ明日)

1月の序夜から始まったaudio wednesdayも半年(六回)が終った。
7月からの後半のスタートでは、もう一度、序夜で鳴らしたメリディアンのDSP3200を鳴らす。
序夜でのDSP3200の音を聴いていて、
そして聴き終ってからも、あることを考えていた。

DSP3200にエラックのスーパートゥイーター、
4PI PLUS.2を足したらどうなるのか。
その音を想像するだけで、ひとりワクワクしていた。

不安もないわけではない。
DSP3200はウーファーとトゥイーターの時間軸を揃えてある。
そこにスーパートゥイーター、
それも放射パターンが大きく違うモノを加えて、
果たしてうまくいくのか。

やってみないことと、わからない。
ワクワクがドキドキに変っていくのだろうか。

パワーアンプ内蔵のアクティヴ型だが、相棒といえるメリディアンの218との組合せでは、スーパートゥイーターを足すこともさほど難しいことではない。シンプルで完成されたシステムでありながらも、こういった拡張もまた可能である。

7月の音は、1月の序夜を聴いた人にぜひ聴いてもらいたい。

Speaker System: Meridian DSP3200
Super Tweeter: ELAC 4PI PLUS.2
Power Amplifier: Accuphase A20V
D/A Converter: Meridian 218

Date: 6月 23rd, 2024
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) – 第五夜を終えて(その3)

昔からいわれていることを、実感していた。
モノーラル録音は、モノーラル再生すること、である。

つまりスピーカーを片側一本だけにして聴く。
そのことの重要性を、あらためて感じていた。

左右のスピーカーシステムの特性が、どの項目においても完全に一致していて、
聴いた印象においても、まったく同じ鳴り方をするのであれば、
さらに部屋の条件も、左右のスピーカー周りにおいてまったく同一であり、
とにかく部屋を含めて左右の特性、条件がすべてにおいて完全一致している、
そんな理想的な状態ならば、モノーラル録音を、左右のスピーカー二本で鳴らしても、
今回のような結果が得られるのかもしれないが、
それだけのことを実現するのは、まず無理といっていい。

ならばどちらか片方のスピーカー、もしくはモノーラル録音専用に、
一本だけのスピーカーを用意するか。どちらかである。

モノーラル録音を、左右二本のスピーカーで再生した場合、
左右のスピーカーから発せられた音は空間合成されるわけだが、
左右のスピーカーの音が完全に一致していることはまずありえない。
部屋の条件が、そこに加わるわけで、そういった状況下では空間での音の合成は、
打ち消される、もしくは弱まるところも生じているはずだ。

それはほんのわずかなことなのかもしれないが、
こうやってモノーラル録音を一本のスピーカーだけで聴いた時の、
演奏の表情の豊かさは、やはり二本のスピーカーでの再生は、
なにかが打ち消されている──、そうとしか思えない。

ヌヴーのヴァイオリンも素晴らしかったし、
カスリーン・フェリアーの歌も素晴らしかった。

菅野先生もモノーラル録音を聴かれるときは、片方のスピーカーだけで鳴らされていた。

Date: 6月 14th, 2024
Cate: audio wednesday, ディスク/ブック

フィガロの結婚(クライバー・その5)

7月3日のaudio wednesdayで、メリディアンのDSP3200をふたたび鳴らす理由のひとつが、
このエーリッヒ・クライバーによる「フィガロの結婚」を、
MQAで一人でも多くの人に聴いてもらいたいから、である。

ワンポイント録音だといわれる、この「フィガロの結婚」は、
「フィガロの結婚」という作品の美しさを、演奏(録音)された時代を背景に、
見事に聴き手に提示(展開)してくれる。

すでに書いているように、MQAで聴くといっそう、その感を強くする。
とはいえ、TIDALにエーリッヒ・クライバーの「フィガロの結婚」はあるが、
残念なことにMQAではないし、e-onkyoでもすでにMQAでの購入はできない。

もしかするとHDtracksで今年後半には聴けるようになる可能性はあるが、
それもはっきりといえるわけではない。

とにかくいまエーリッヒ・クライバーの「フィガロの結婚」をMQAで聴く機会は、
ひじょうに限られている。

だからこそDSP3200での「フィガロの結婚」である。

Date: 6月 12th, 2024
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) – 第五夜・選曲について・反省

ジャクリーヌ・デュ=プレのバッハもかける、と5月28日に書いている。
6月5日当日、もちろんかけるつもりだった、というよりも、絶対かける、と決めていた。

なのにすべてが終って片づけをしているときに、
ジャクリーヌ・デュ=プレのバッハをかけていなかったことに気づいた。

Date: 6月 12th, 2024
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) – 半年を終えて

ステレオサウンド 32号掲載の伊藤先生の連載「音響本道」。
「孤独・感傷・連想」というタイトルの下に、こう書いてあった。
     *
孤独とは、喧噪からの逃避のことです。
孤独とは、他人からの干渉を拒絶するための手段のことです。
孤独とは、自己陶酔の極地をいいます。
孤独とは、酔心地絶妙の美酒に似て、醒心地の快さも、また格別なものです。
ですから、孤独とは極めて贅沢な趣味のことです。
     *
1月の序夜から始まった今年のaudio wednesday。
6月の会で半分を終えた。
5月には、野口晴哉記念音楽室レコード鑑賞会もあった。

これら七回の音をふりかえって、《喧噪からの逃避》といえる音は出ていた(出していた)。

Date: 6月 8th, 2024
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) – 第五夜を終えて(その2)

audio wednesdayの開始は19時。
開場は18時で、開始までの一時間も、音楽をかけているけれど、
最初の一曲として鳴らすのは、19時からの音楽だ。

今回はグレン・グールドのゴールドベルグ変奏曲をかけた。
もちろんモノーラルしかかけられないので、1955年録音のほうである。
アリアと続く変奏曲をいくつかかけて、次の曲にうつる。

ジネット・ヌヴーとハンス・シュミット=イッセルシュテットによる
ブラームスのヴァイオリン協奏曲。ライヴ録音である。
第一楽章を最後までかけた。

この演奏は、いろんな盤で聴いている。
アナログディスクでは二枚、
CDでは三枚の、それぞれ異る盤で聴いている。

今回TIDALで聴けるアルバムは、CDでも持っていて聴いている。
ヌヴーのヴァイオリンが、これまで聴いてきたどれよりも表情豊かだったことに、
内心驚いていた。

すごい演奏だ、とは最初に聴いた時から感じていた。
そのすごさに少しばかり耳を奪われすぎていたのか、
ここまで表情豊かだったとは、正直気づかなかった。

だからといって、表情に乏しいヴァイオリニストだと思っていたわけではない。
むしろ逆であり、それだから、
今回、こんなにも(ここまで)表情豊かだったのか、と驚いた次第。

Date: 6月 6th, 2024
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) – 第五夜を終えて(その1)

昨晩は、audio wednesday 第五夜。
ウェスターン・エレクトリックの757Aをモノーラルで鳴らしたから、
曲もすべてモノーラル録音と言う制約つき。

スピーカーの757AとパワーアンプのマッキントッシュのMC275は、
まだ年代的に近い同士だが、
D/AコンバーターのメリディアンのULTRA DAC、
音源となるroonのNucleusと周辺機器はわりと新しい機器であり、
年代的には五十年ほどの開きがある。

むちゃくちゃな組合せと思われるかもしれないが、大事なのはそこから鳴ってくる音であり、
満足していたの私だけではなく、
今日、facebookに二人の方からコメントがあったが、満足されていた、とあった。

モノーラルで鳴らすことは、以前のaudio wednesdayでやったことがある。
その時よりも、今回のほうが楽しく充実していたのは、TIDALのおかげでもある。

次に鳴らしたい(聴きたい、かけたい)曲が浮んできたら、すぐにかけられる。
あのディスクをもってくればよかった……、というおもいはしなくてすむ。
リクエストにもある程度応えられる。

12月、もう一度、やろうと考えている。