Archive for category 岩崎千明

Date: 9月 6th, 2008
Cate: ワイドレンジ, 岩崎千明, 瀬川冬樹

ワイドレンジ考(その1)

ワイドレンジの話になると、周波数レンジのことばかり語られることが多い。 
けれども、ワイドレンジ再生とは、
周波数レンジとダイナミックレンジの両方をバランスよく広げることだと考える。 
片方の拡大だけでは、ワイドレンジ再生は成り立たない。 

このことを教わったのは、
ステレオサウンド43号の「故岩崎千明氏を偲んで」のなかの瀬川先生の文章。
そのところを引用する。 
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岩崎さんは、いまとても高い境地を悟りつつあるのだということが伺われて、一種言いようのない感動におそわれた。たとえば──「僕はトゥイーターは要らない主義だったけれど、アンプのSN比が格段に良くなってくると、いままでよりも小さい音量でも、音質の細かいところが良く聴こえるようになるんですね。そして音量を絞っていったら、トゥイーターの必要性もその良さもわかってきたんですよ」 
岩崎さんが音楽を聴くときの音量の大きいことが伝説のようになっているが、私は、岩崎さんの聴こうとしていたものの片鱗を覗いたような気がして、あっと思った。

Date: 9月 5th, 2008
Cate: 岩崎千明

夜更かししながら……

夜更かししながら、岩崎千明氏の「オーディオ彷徨」を読むと、 
ジャズの熱心な聴き手でない私だけど、 
無性にジャズを大音量で聴きたくなる、そんな衝動にわき上がってくる。

深夜まで開いているレコード店があれば、
いま読んでいた岩崎先生の文章に出てきたディスクを買いに走りたくなる。 

近所迷惑なので、そんなことはできないけど、 
そのためだけにJBLのハークネスC40が欲しくなる。

ステレオサウンドのリスニングルームの特集に載っていたデザイナー、
田中一光氏のリスニングルームの写真で、はじめて見たハークネス。

角度をつけずに真っ正面に向けて置かれたふたつのハークネスの間には、
すてきなテーブルと椅子(どちらも北欧製のモノ)が、誂えたかのようにぴったりと収まっていた。

なんて素敵な部屋だろう、なんて素敵なスピーカーだろう、と、
いつか、こういう部屋に住むと思ったものの……。