Date: 1月 31st, 2013
Cate: ケーブル
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ケーブル考(その1)

別項で「骨格のある音」について書きながら、
関節のことを考えていたときに頭に浮んでいたのはケーブルのことだった。

オーディオの系の中でのケーブルとは、まさしく関節ということに気がついた。

人は関節があるから体を動かせる。
さまざまなポーズをとることもできる。

こじつけめくが、オーディオもケーブルという関節があるから、
いくつものコンポーネントを組み合わせることができ、
そしてそれらのコンポーネントをかなり自由に配置することができる。

ケーブルという関節がもしオーディオになかったら、オーディオの設置の自由度は極端になくなってしまう。

関節には可動範囲があるから、360度自由に手や足を動かせるわけではない。
ケーブルにも長さ、太さ、硬さなどによる「可動範囲」といえるものがある。

そんなふうに考えていたら、ケーブルのことをジョイントケーブルということもあることを思い出した。
jointは関節、継ぎ目、接合箇所である。

ケーブルは、たしかに関節である。
ならば関節としてのケーブルについて考えていくこともできるはず。

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