Date: 10月 1st, 2009
Cate: 使いこなし
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使いこなしのこと(その14)

3012-Rを手に入れたものの、組み合わせるターンテーブルはない。
しばらく、手持ちのオーディオ機器は、トーンアームだけ、という、
他に、こんなヤツはいないであろう、という状況が続いた。

ステレオサウンドで働くようになるまで続いていたから、
はじめての編集後記に、そのことを書いている。

瀬川先生は、3012-Rの試聴は、マイクロのSX8000で行われている。
たしかに音はいいだろう、でも3012-Rの美しさにしっとり似合うかというと、武骨すぎる。
それに高価すぎた。

3012-Rはロングアームだけに対象となるターンテーブルは、どうしても限られてしまう。
そのころ、トーレンスからロングアームが搭載可能なTD226が出ていた。

じつはこれが第一候補だった。
ただ、実物を見ると、木目の、赤みを帯びた仕上げが個人的に受け入れられなかったのと、
3012-Rの美しさが映えるかというと、無難という感じにとどまる。

それでもサウンドコニサーの表紙は、TD226に、3012-R Goldとの組合せ。
金メッキが施された3012-Rだと、TD226の仕上げも気にならない。

とはいうものの、私がもっているのは通常の3012-Rだから、TD226は、私にとって、つねに次点候補だった。

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