Date: 8月 16th, 2009
Cate: 基本
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「基本」(その4)

パーヴォ・ヤルヴィのベートーヴェンは、9月に「第九」が発売になり、全集が完成する。

黒田先生の、サライの記事を読むまで、まったくヤルヴィへの関心はなかった。
ベートーヴェンを録音していることも、知らなかった。
今回、サライを読んでなかったら、聴く機会はずっと後になっただろうし、
最悪、聴かずじまいだったかもしれない。

レコード店で、実際手にしてみて、SACDだということに驚いた。
六番、二番のカップリングのディスクだけでなく、他のディスクもSACDである。

RCAレーベルとはいえ、SACDに対して、そっけない態度をとっているソニーに吸収されているのに、
よくぞ出してくれた、とうれしくなる。

しかもベーレンライター版を使っての、演奏でもある。
これらのことが関係しているのか、1980年代の後半に、
フランス・ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラによるベートーヴェンを聴いたときの新鮮さを、
もちろん性格の違う新鮮さであるが、ふたたび感じられた。

黒田先生も書かれているように「ベートーヴェンを再発見できる」。

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