Date: 3月 12th, 2012
Cate: iPod
Tags:

「ラジカセのデザイン!」(余談)

この2年ほど、ときどき妄想しているのが、ブックシェルフ型スピーカーシステムをどう使うか、だ。
いまではブックシェルフ型といっても、
スタンドの上に設置して、スピーカーの後の壁、横の壁からも十分離して、というように、
ブックシェルフ(本棚)という言葉本来の意味からは外れてしまった大きさと重量になっている。

これが悪いわけではないし、スピーカーシステムの能力をできるだけ発揮するには、
いくら小型で軽量で本棚に収まるモノでも、そうしないほうが音質的には好ましいことが圧倒的に多い。
むしろ本棚に設置することで、音が好ましくなることは滅多にないことなのかもしれない。

それでも本棚にブックシェルフ型スピーカーシステムを押し込んで、
プレーヤー(アナログ、CDの両方)、アンプ、できればチューナーやカセットデッキも本棚に収納したい、
そういう使い方をしてみたい、と強く思うようになってきている。

そのためにはまずしっかりした造りの本棚がいる。
材質にそれほどこだわることもないとは思うが、
とにかくしっかりしたものであってほしい。
そこに本なりLPを収め、スピーカーやアンプなどもうまくレイアウトしていく。
だから本棚のサイズもそれなりに大きいものであってほしいし、
そういう本棚がすんなり収まる部屋もいるわけだ。

スピーカーシステムはそれほど重いモノはダメ。
どんなに重くても30kgを切っていないときついだろう。20kg前後であってほしい。
サイズも奥行は30cmを超えるものは本棚からはみだしてしまうだろうから、奥に長いものは困る。
といって小型スピーカーシステムにしたいとは不思議だが、思わない。
いわゆるブックシェルフ型と呼ばれるサイズのモノであってほしい。
それから、これが重要なことなのだが、横置きでもうまく鳴ってくれるスピーカーであってほしい。

アンプは、これも本棚に収めたいのでアンプのまわりにそれほど余裕のある空間を確保できるはずもないから、
発熱の大きいアンプでは困る。
ここでは本棚がいわばラックであり、ひとつのラックにアナログプレーヤーからスピーカーまで収めるのだから、
アナログプレーヤーはハウリングに強いものでなければ困る。それにあまり大きいものではやはり困る。

これらの条件に合致して、さらに自分で使いたいと思うモノとなると、
過去の製品を含めてもそう多くはない。

もうひとつのブログ、the Review (in the past)の入力作業をやっていると、
ときどき、このスピーカーシステムなら、とか、このプリメインアンプならいけそう、だとか、
プレーヤーはやっぱりこれしかない、などと声にこそ出さないが、そんなことを思っている。

こんなことを思わせる感覚も、もしかするとラジカセから来ているのかもしれない。

Leave a Reply

 Name

 Mail

 Home

[Name and Mail is required. Mail won't be published.]