ステレオサウンド 236号(その2)
ステレオサウンド 64号から菅野先生の「ベスト・オーディオファイル訪問」が始まった。
十四年間続いた。
いまステレオサウンドには、黛 健司の「ベスト・オーディオファイルAGIN」が載っている。
菅野先生の「ベスト・オーディオファイル」はモノクロだった。
黛氏の「ベスト・オーディオファイルAGIN」はカラー。
「ベスト・オーディオファイル」のころは、「スーパマニア」があった。こちらもオーディオマニア訪問記事で、カラーの扱いだった。
「スーパマニア」と「ベスト・オーディオファイル」は同じ訪問記事ではあっても、記事の色合いが違っていたから、
カラーとモノクロの違いがあって当然だった。
「ベスト・オーディオファイル」はその後、「レコード演奏家訪問」へと移行していく。
その「レコード演奏家訪問」も終り、「ベスト・オーディオファイルAGIN」が、その後を継いでいる。
そういう経緯があるから、昔の「ベスト・オーディオファイル」とは、色合いが違う。
昔の「ベスト・オーディオファイル」には、さまざまな人が登場している。
年齢の幅も広かった。二十代の人もごく普通に登場していた。
ちなみに早瀬文雄さんも、「ベスト・オーディオファイル」に登場されていた。本名の舘一男で載っている。