30年ぶりの「THE DIALOGUE」(その22)
“THE DIALOGUE”がうまく鳴っている音を聴いていると、
あれこれいろんなことを思ったり、考えたりするのは、
私にとっての“THE DIALOGUE”も、青春の一枚だからだ。
十代のころ、よく聴いたディスクが全て青春の一枚なわけではない。
よく聴いたけれど、青春の一枚と言えないディスクと、
青春の一枚と言い切ってしまえるディスクとの違いは、どこにあるのか、と自分でもよくわかっていない。
それでもひとつ言えるのは、
瀬川先生が、熊本のオーディオ店でJBLの4343で鳴らされた音を聴いているからだ。
もし聴いていなかったら、青春の一枚にはならなかったかもしれない。