Mauriat 100(その4)
《音楽は、いつでも、思い込みだけであれこれいわれすぎる》
黒田先生が、ずっと以前に書かれていたことだ。
ポール・モーリアの音楽も、たぶんにそうだ。
私にも、そういうところが全くないと言わない。
それでも私は黒田先生のことばに、23歳のころに出合っている。
そうでなかったなら、もしくはずっと後だったりしたら──、
音楽への接し方はずいぶん、いまとは違っていたはずだ。
ここでポール・モーリアについて書いてたりはしなかっただろう。
くり返そう。
《音楽は、いつでも、思い込みだけであれこれいわれすぎる》
音楽だけではない、オーディオも、またそうである。