audio wednesday (next decade) – radio sessionを終えて(その1)
10月2日の会は、予想していた以上に楽しかった。
鳴らしたスピーカーは、タンノイのMonitor Redの15インチ口径。
このユニットが、部屋のコーナーの天井に下向けに取り付けてある。
ただし天井裏をバックキャビティとするのではなく、
天井よりも1mほどの位置にあり、そこがバックキャビティとなっている。
スピーカーの対面となる床も、その部分だけ高めの床の間のようになっている。
そして、その間には拡散用の角錐状の木がある。
コーナーに木で作られた裾広がりの急斜面がある感じともいえる。
ここに反射した音を主に聴くことになる。
このタンノイも、かなり長いこと鳴らされてなかった。
昨年だったか、最初のチェックの時には鳴らなかった。
アンプは、中国製と思われるD級アンプが接続されていたが、
これが故障しているようだった。
野口晴哉氏が、このタンノイをどんなシステムで鳴らされていたのか、
まったく手がかりがない。
中国製アンプは、野口晴哉氏が亡くなられた後に用意されたモノ。
別項でも書いているように、野口晴哉氏のシステムは、氏が亡くなられたあと、
何人かの人によって手が加えられている。
このシステムもそうで、アンプだけでなくネットワークも、
Monitor Redのモノではなく、
1980年ごろに登場したSuper Red Monitorのそれになっていた。