2023年をふりかえって(その5)
ステレオサウンド 229号が、先週からKindle Unlimitedで読めるようになっている。
以前は一ヵ月、もしくはそれ以上待つこともあったけれど、
ここ数号、発売されてからけっこう早くにKindle Unlimitedで読める。
今春、原本薫子氏が亡くなったことは、
夏発売の227号の編集後記で触れられていた。
早瀬文雄(舘一男)氏のことは、たぶんないだろうな、とは思っていた。
追悼記事が載ることはない。
それはそうだろう。
それでも編集後記で誰かが、触れるのか。
早瀬文雄氏はステレオサウンドに連載を持っていた。
ステレオサウンドに書かなくなってからけっこうな時間が経つ。
若い読者は早瀬文雄の名前をきいても、誰なのかわからなかったりするだろう。
それでも以前からの読者ならば、知っている人は少なくないはずだ。
229号は一言もなかった。
それが、いまのステレオサウンドなのだろう……。