Date: 8月 17th, 2022
Cate: 真空管アンプ
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五極管シングルアンプ製作は初心者向きなのか(50CA10単段アンプ・その3)

50CA10単段シングルアンプの構想を練っていると、けっこう楽しい。
回路に関しては、すでに出来上っている、というか、
単段シングルアンプを作ろうと思った時点で、すでに出来上った、といえる。

あれこれ考えて楽しいのは、全体の構成である。
電源トランス、出力トランス、チョークコイル、
これらはすべて私のところにやって来た自作アンプから流用する。

私としては整流管を使いたいところなのだが、
電源トランスの巻線の関係で、それは難しい。
ならば電源トランスだけでも買ってくれば──、となるわけだが、
そうすると構想が膨らんでしまう。

もっといい電源トランスにしたのだから、
出力トランスも、とか、チョークコイルも、とかになってくるし、
それに個人的にタンゴのトランスの外観は好きではない。

ラックス、タムラ、タンゴが、私が真空管アンプに興味を持った頃、
日本のトランスメーカーとして名が知れているのは、この三つのブランドだった。

まだサンスイのトランスも現役だったはずだが、
ラジオ技術、無線と実験で見る製作記事では、これらのトランスが大半だった。

野暮ったいな、がタンゴのトランスに対する印象だった。
それはいまも変らない。

でも、そんなことを言っていては製作は進まなくなる。
だから、ここはタンゴのトランス類をそのまま使うことで、
とにかく作ることを優先したい。

シャーシーも市販のモノを使う予定だ。
シャーシーも特註したい気持はあるが、
そこまですると予算オーバーだし、製作が止ってしまう。

市販シャーシーにタンゴのトランス。
それで、どうまとめるかを考えていると、けっこう楽しい。

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