MQAのこと、TIDALのこと(その2・補足その後)
「MQAのこと、TIDALのこと(その2・補足の補足)」で、
Amarra Playのヴァージョン1.27でMQAの問題が解消された、と書いた。
ヴァージョン1.27は再生に関しては問題はなかったのだが、
今度は表示に少しばかり問題が発生していた。
いちばん下までスクロールできない。
なので1.28に期待した。
1.28は夏に公開された。さっそくダウンロードした。
すると表示の問題は解消されていたが、今度はまたMQAの問題が発生している。
こうなると1.29に期待するしかない。
1.29はなかなか公開されなかった。
年内は無理かも……、と諦めていたら、
木曜日(12月23日)に1.29が公開された。
さっそくダウンロード。
MQAの問題が解消されているかどうか、それをまずチェックするわけなのだが、
いきなり奇妙な音楽が流れてきた。
音楽が1/2倍速くらいで再生されている。
聴いてもおかしいのだが、時間表示も一秒経過するのが二秒ほどかかっているのがわかる。
MQAでない、通常のPCM再生に関しては、1.28よりも音が良くなっているように感じる。
けれど肝心のMQAがまったく使えないのだから、話にならない。
クレームがきっと山ほど届いたのか。
一日も経たないうちに、1.30が公開された。
けれど、これはヴァージョン1.27の問題がそのまま残っている。
1.27の音が良くなったヴァージョンともいえる。
今回の件で疑問をもったのは、ソフトウェアデコードに関することだ。
これだけのことでは断言まではできないけれど、
MQAの真価は、やはりハードウェアデコードで聴いてこそ、であり、
ソフトウェアデコードが具体的にどんなことを処理しているのかは、
勉強不足で知らないけれど、信頼性ということではまだまだなような気がしてならない。