TIDALという書店(その13)
(その12)のつづきとして、
1980年代に手に入れた、何枚かの初期盤のつくりについて書こう、としていた。
他にもいくつか例をあげて、パッケージメディアへの愛着について書こう、としていた。
パッケージメディアとしての魅力についても書こう、としていた。
でも、めんどうに思えてきた。
なので、私の結論のみを書いておく。
愛でると愛する、は違うということ。
そして、ステレオサウンド 49号で、
黒田先生が「サンチェスの子供たちを愛す」で書かれていること。
《好きになる相手をまちがえたらいけない。人形を恋するより、音楽のむこうに感じられる人間を愛したいと思う》
これにつきる。
ほかの人がどう考えいようと、それはそれでいい。
否定することではない。
それぞれが《音楽のむこうに感じられる人間を愛》するのに必要な選択をすればいい。
それだけのことだ。