MQAのこと、TIDALのこと(44.1kHzのデジタル録音・その1)
ソニー・ミュージック、ソニー・クラシカルは、
サンプリング周波数が44.1kHzのデジタル録音であっても、
MQA StudioでのTIDAL配信を行っている。
このことは、ほんとうにありがたいことで、
44.1kHzという制約のなかであっても、音がよみがえってくる。
けれど、別項でも書いているように、ソニー以外は44.1kHz録音に関しては、
MQA化をほとんとやっていない、といっていい。
さきほど、ふとアンドレ・プレヴィンをTIDALのラインナップを眺めていた。
するとフィリップス録音のガーシュインに、MQAのアイコンがついている。
プレヴィンのガーシュインは、1984年録音。44.1kHzのはずなのに、
(クライバーの「トリスタンとイゾルデ」のように)また間違いか……、
そう思いながらも、念のためと再生してみると、44.1kHzでありながら、MQAであった。
このことは、ユニバーサルミュージックも、ソニー同様、
44.1kHz音源のMQAをやっていくということになるのか。
そうであるならば、ソニーのMQAとともに、今年もっともうれしいニュースとなる。