世代とオーディオ(gaussのこと・余談)
六年ほど前に、
「世代とオーディオ(ガウスのこと)」というタイトルでガウスのことを書いていた。
今日、ガウスをgaussとしたのに、少しだけ理由がある。
数日前、AEAを検索してみた。
AEAといっても、若い世代の人たちは知らなくて当り前だし、
私と同世代であっても「AEAって、あったっけ、そんなブランド?」である。
1970年代後半、マークレビンソン、AGI、DBシステムズなどが登場した時期に、
やはりアメリカからAEAというブランドのコントロールアンプが輸入された。
シュリロ貿易が輸入元だった。
Analogue 520という型番で、298,000円だった。
トーンコントロールも備えていた。
どんな音なのかはわからない。
でも、シュリロ貿易が輸入しているのだから、
変なモノではないはず、と信用していた。
「AEA audio」で検索したら、すぐに見つかった。
まさかいまも会社があるとは思っていなかった。
いまはアンプは作っていない。
AEAのウェブサイトを見れば、どういう活動をしているのかすぐにわかる。
それでガウスである。
ガウスは活動していない。
それでもガウス(gauss)の名前は、復活している。
AVANTONE(アヴァントーン)というブランドのスピーカーの型番で復活している。
アヴァントーンの輸入元は宮地商会。
宮地商会のサイトには、AURATONEの再来、とある。
なので小型モニタースピーカーを手がけている会社のようだ。
アヴァントーンの新製品が、Gauss 7である。
“Gauss: the legend is back.”とある。
さらに《Gauss Speaker Companyの失踪から数十年・・・昔ながらのビンテージニアフィールドモニターのスナップとニュースクールモニターの帯域幅と周波数応答を持ち合わせたGauss 7(ガウスセブン)として帰ってきました。》
と書いてある。
フロントバッフルのgaussの文字は、ガウスのロゴそっくりである。
ガウスの元関係者が、携わっていたりするのか、そのへんのところは不明。