Date: 8月 12th, 2021
Cate: ディスク/ブック
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はっぴいえんど写真集「ゆでめん」(8月15日まで)

昨日、野上眞宏さんの写真展「ゆでめん」に行ってきた。
はっぴいえんど写真集「ゆでめん」も購入した。
野上さんのサインももらってきた。

会場にはKEFのLS50 Wireless IIがある。
はっぴいえんどの音楽がかかっている。

BGMということだけでなく、きちんと聴きたい人のために、
聴取位置には丸椅子が一脚置かれてある。

1963年生まれの私には、1970年録音のはっぴいえんど「ゆでめん」は、
リアルタイムで聴いてきた音楽ではない。

はっぴいえんどの名前だけは知っていても──、という時代が私には長かった。
きちんと聴くようになったのは、野上さんと知りあったからである。

展示されている写真、写真集におさめられている写真、
すべてモノクロであるわけだが、モノクロであることが、
1970年(昭和45年)という時代を強く感じさせたということはなくて、
くわえ煙草、煙草を手にしているところ、煙草を火をつけようとしているところ、
そういう写真を見て、強く感じていたのには、
前日に、フランチェスカッティとカサドシュのベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタを、
TIDAL(MQA Studio)で聴いていたことも関係している。

この二人のベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタの七番のジャケットには、
カサドシュがくわえ煙草で演奏しているところが使われている。
1953年の録音だ。

この二人が写っている写真で、
別アングルからの写真でもカサドシュがくわえ煙草だったのも見たことがある。

いまの時代、くわえ煙草で演奏するなんて、ということにすぐなるだろう。

でも、そこに煙草があることに違和感をおぼえないシーンがあるのも、
音楽のもつ一側面のような気がする。

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