CR方法(その6)
抵抗、コンデンサーの値以上に重要なことは、取り付け方である。
CR方法は、コイルに対して行う。
スピーカーユニットのボイスコイル、トランスの巻線などが対象となる。
その対象となるコイルと抵抗とコンデンサーの直列回路は、
できるだけ最短距離での配線にする。
さらに抵抗よりもコンデンサーを最短距離になるように優先する。
ただしここで注意したいのは、ディップマイカコンデンサーのリード線が、
少し細いのでもげないように、余計なテンションをかけないようにすることだ。
以前のディップマイカコンデンサーのリード線は、もう少し太かった記憶がある。
スピーカーユニットへのCR方法だと、コンデンサーの容量は数pFなので、
特にリード線が細い。
できるだけ短く、と書くと、コンデンサーの根元からリード線を曲げる人も出てくる。
そんな使い方をするとリード線はもげやすくなる。
コンデンサーのリード線の片方は、原則としてアース側に接続する。
いいかえれば抵抗のリード線の片方はプラス側に接続するわけだ。
もちろん逆にしても動作する。
それでも私が試した範囲ではコンデンサーをアース側にもってきたほうがいい。
この場合の注意点は、スピーカーシステムとしてみた場合のアース側である。
12dB/oct.のスロープ特性のネットワークの場合、
トゥイーターやスコーカーの極性を逆にしているシステムがある。
逆相で接続されているユニットに対しては、
ネットワークのアース側にコンデンサーのリード線がくるようにする。
REPLY))
今晩は昔流行った小山式CZ回路のことかと思いますが、本も出されていますのでアマゾンで購入できると思います。
かなり詳しく研究されており、初歩のラジオにも何度かCZ回路の解説がありました。
REPLY))
ありがとうございます。
即注文しました。