Date: 11月 1st, 2020
Cate: 老い
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老いとオーディオ(とステレオサウンド・その11)

組織の新陳代謝なんてことをいいながら、
新しい人をいれたところで、その人が、いわゆる替えの利く人であったならば、
新陳代謝なんてことは、期待しない方がいい。

替えの利かない〝有能〟な人をいれてこそ、新陳代謝は起こっていくもののはずだ。
けれど、替えの利かない〝有能〟な人は、そうそういるわけではない。

それにそういう人は、いつかふらっといなくなることだって、十分ある。

組織の維持のためには、替えの利く〝有能〟な人を集めた方がいいんだろう。
会社の経営者ならば、そう考えても不思議ではない。

もちろん替えの利かない〝有能〟な人と替えの利く〝有能〟な人、
どちらも雇えれば、それに越したことはないが、そうそううまくいくものではない。

替えの利かない〝有能〟な人だと思って雇ってみれば、
替えの利く〝有能〟な人だってこともあるし、
替えの利かない〝無能〟な人ということもあるだろう。

人を入れ替えただけでは、組織の新陳代謝は起こらない。
起らないから、老いていくだけなのだろう。

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