Date: 11月 2nd, 2020
Cate: ちいさな結論
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ちいさな結論(才能とは)

オーディオの才能とは、いったいどういうことなのか。
オーディオの才能の正体とは、なんなのか。

こんなことを、二十年ほど前から、ときおり考えていた。

別にオーディオの才能だけに限ったことではない。
たとえばスポーツ。
野球の才能とかサッカーの才能。

とにかく世の中には、さまざまな才能がある、ということになる。

あの人は野球の才能がある、とか、絵の才能がある、とか、
そんなことをいわれたりするけれど、
その才能そのもの正体については、ほとんど語られることはない。

それでも、○○の才能がある、という使われ方は、世の中に溢れている。

才能とは、多岐にわたるさまざまな能力(一つ一つはそう大きくはない)を、
ある目的のために統合化できる、ということだろう。

能力のネットワーク(システム)によって生み出されるものが、
才能の正体であり、
才能をのばす、ということは、そのネットワークを拡張していくということであり、
ハタチすぎればタダの人になってしまうということは、
ネットワークを維持するだけでせいいっぱいか、もしくは維持できなくなる、ということ。

オーディオの才能とは、その人が持っているいくつもの能力を、
どれだけオーディオのためにシステムとして構築できるかであり、
さまざまな変化に対応するということは、システムの再構築のはすだ。

こう考えていくと、スランプとは、再構築がうまくいっていない状態なのだろう。

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