STUDER A101 + Pass DIY BA-3(その1)
スチューダーのA101といっても、どんなモデルだっけ? という人のほうが多いだろう。
オープンリールデッキの型番でも、CDプレーヤー、アンプの型番でもない。
アンプモジュールの型番である。
Googleで”studer a101″で検索してみれば、どういうアンプモジュールなのか、
どういう回路なのかすぐにわかる。
初段はFET、出力段はトランジスター、計四石のアンプである。
オープンリールデッキのA80に使われているのが、A101である。
A80ではA101の出力にバッファーアンプをつけている。
A101の回路からいっても、なんらかのバッファーはつけたくなる。
では、どんなバッファーにしようか。
ここで公開しなければ、あれこれ考えてみるのが楽しいが、
あえて公開するのであれば、読まれている方が追試できるほうがいい、とも考える。
ただ一つこだわりがある。
出力は、エミッターから取り出したくない、ということだ。
FETを出力段に使うのであれば、ソースから取り出したくない。
そういう条件で、追試が可能な(容易な)回路となると、
BA3(Burning Amp Number Three)を選ぶ。
FET四石によるバッファーである。