Date: 2月 12th, 2020
Cate: High Resolution,
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MQAで聴けるバルバラ(その2)

昨年秋に発売予定だったバルバラのMQA-CDは延期になって、
今年1月15日にやっと発売になった。

このMQA-CDは、オリジナルマスターテープからのものではなく、
国内にあるマスターテープからによるものだ。

このへんのことも、発売が延期になったことと絡んでいるのだろうか。
国内のマスターテープということは、ちょっとかっかりでもあった。

それでも買って聴いた。
発売日が15日だったので、1月のaudio wednesdayには間に合わなかった。
間に合っていれば、持っていった。

私にとってバルバラのイメージは、
瀬川先生が熊本のオーディオ店に来られていたときの音によってつくられている。

バルバラのレコード(録音)は、LPで聴いたのが最初だ。
フランス盤で、何枚か聴いている。

そうやってつくられたバルバラのイメージ通りの音が、MQA-CDから鳴ってきた。
国内のマスターテープということで、色褪た印象になるのでは……、と危惧していた。
そんなことはなかった。

「孤独のスケッチ」に聴き惚れていた。
色香のある音がする。

日本にあるマスターテープよりも、
フランスにあるオリジナルのマスターテープの音が、ずっといいに決っている。

そう思い込んでいた。
事実、そうなのだろう。

それでもバルバラのMQA-CDを聴けば、
日本に送られてきたマスターテープも、かなり良質なコピーのような気さえする。

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