Date: 1月 14th, 2020
Cate: Digital Integration
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D/Dコンバーターという存在(その2)

FX-AUDIOのFX-D03J+に手を加えるといっても、
そんなにいろんなことができるわけではない。

上記リンク先に内部写真も公開されている。
部品点数はほんとうに少ない。
少ないからこその、四千円前後という価格でもある。

手を加えるためにバラしてみると、
日本のメーカーではあまりふらないような合理的な造りだな、と感心するところもある。
ネジ一本、これ以上減らせない。

そういうモノであっても、聴感上のS/N比を向上させたい、という目的で眺めれば、
手を加えるところはいくつかある。

1月のaudio wednesdayの前日、つまり大晦日の夜遅くに、
ふと思い立ってFX-D03J+を手を加えては、音を聴いていた。

D/Dコンバーターによって音が変ることは、わかっている。
それでも部品点数がかなり少ないFX-D03J+で、
15分程度で終るようなことを施して、どれだけの音の変化があるのか、
そこに関心があった。

こちらの想像程度なのか、それ以下なのかそれ以上なのか。
結果は、それ以上であった。

夜中だったから、スタックスのヘッドフォンで聴いていた。
コンデンサー型のヘッドフォンではあまり期待できそうにない曲を聴いてみた。

FX-D03J+の、手を加える前と後の音を聴くのだから、
iPhoneを接続しての再生である。

手を加える前のFX-D03J+では、やっぱりこのくらいの鳴り方なのか……、としか思えない音だった。
大口径ウーファーのシステムで、音量をある程度上げてこそ映える曲なのだから、
スタックスのヘッドフォンに、どれだけの期待ができようか……、
そんな認識を、手を加えたFX-D03J+は覆してくれた。

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