Date: 10月 12th, 2019
Cate: イコライザー
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トーンコントロール(その13)

メリディアンのULTRA DAC、218のトーンコントロールと同じカーヴを、
従来のアナログ回路で再現しようとした場合、
複雑な構成になるのかもしれない、となんとなく感じている。

メリディアンのトーンコントロールのカーヴがどういう特性なのか、
測定データを見て確認しているわけでもないし、
どんなことをやっているのかも、まったくとまで、とはいわないが、
知らない、といっていいレベルでしかない。

ただ、そう感じているだけ、である。
アナログ回路で、同じカーヴのトーンコントロールを、
それでも試してみたい、という気持が芽ばえている。

おそらくうまくいかないだろう、と予想している。
カーヴだけは近似のものがつくれても、位相に関する特性は、
DSPを使ったメリディアンのトーンコントロールの特性とは、
大きく違う結果になるはずだからだ。

四十年以上オーディオをやってきている者が、
いまになってトーンコントロールに夢中になっている。

メリディアンのD/Aコンバーターに搭載されているトーンコントロールに夢中になっている。

傍からみれば、オーディオの初心者じゃあるまいし、といわれることだろう。
夢中になっているのは、実際に自分で218のトーンコントロールに触れ、
その音、その効能性を実感しているからである。

218を、D/Aコンバーターとしてオーディオ店で試聴したことのある人はいよう。
オーディオ店での218は、トーンコントロールをどうしているのだろうか。

とにかくメリディアンのトーンコントロールについては、
触ってみて、つまり自身でいじってみて、その音を聴いてほしい、と思う。

その経験がある人は、私が、トーンコントロールについて、
これだけ書いていることに納得されるはずだ。

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