Date: 6月 11th, 2019
Cate: 広告
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ホーン今昔物語(It’s JBL・その6)

「ヘッドフォンブック SPECIAL EDITION」を、広告だ、と私は捉えている。
そう考えたときに、「ヘッドフォンブック SPECIAL EDITION」についてくる本の部分は、
いったい何なのだろうか。

書店で売られている以上、「ヘッドフォンブック SPECIAL EDITION」の主体は本の部分のはず。
けれどファイナルのイヤフォンE1000が主体であって、本の部分こそおまけといえる。

この本の部分、
私は映画におけるパンフレットに近いような気がする。

映画館に行けば、上映している映画のパンフレットが売られている。
小学生、中学生のころは、ほとんど買っていた。

高校生のころからあまり買わなくなり、
ずいぶん買っていない。
なので、最近の映画のパンフレットの内容がどういうふうになっているのか全く知らない。

私が買っていたころと変っていないとして、
映画のパンフレットは、いわば解説である。

その映画の制作スタッフ、俳優の名前が記載されているし、
その映画の背景、シリーズものであればそういったことなどについての解説が載っている。

解説を書いているのは、たいていは映画評論家と呼ばれている人たちの誰かだ。
映画評論家が書いているからといって、
そこでの文章は、その映画の評論ではない(昔と同じならば)。

そして有名人による推薦文のようなものも載ってたりする。

「ヘッドフォンブック SPECIAL EDITION」の本の部分は、
書店でぱらぱらとめくっただけだが、
映画のパンフレット的存在といっていいだろう。

こんなふうに考えてみると、
小野寺弘滋氏の「It’s JBL」はハーマンインターナショナルのサイトで公開するだけでなく、
パンフレット的に仕上げての小冊子という手もあると思う。

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