Date: 5月 20th, 2019
Cate: ロマン
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好きという感情の表現(その5)

別項「LOUIS VUITTONの広告とオーディオの家具化(その7)」で書いている知人。
彼も、自身をオーディオマニアという。

けれど、私から見れば、
知人はオーディオ機器を頻繁に買い替えるのが趣味の人である。

オーディオに関心も理解もない人からすれば、
知人も立派なオーディオマニアとして映っていることだろう。

むしろ、それだけ頻繁に買い替える、
つまりそれだけお金を、人よりも多くかけているわけだから、
そうとうなオーディオマニアということになろう。

いやいや、彼は買い替えるのが趣味の人だから……、と、
そんなことを私がいったところで、「それでもオーディオマニアでしょ」と返ってくるか、
もしかすると「それこそがオーディオマニアでしょ」といわれるかもしれない。

そんな彼でも、オーディオにそれだけのお金をかけているわけだから、
オーディオが好きなことに違いない、とは思う。

でも、その「好き」と、
私がおもっている「好き」とでは、オーディオに限っても大きく違っている。

「好き」に関しても、人それぞれと(その4)に書いたばかりだから、
知人の「好き」にも理解を示さなくてはならないだろうが、
やはり、どこかで知人の「好き」に関しても、
女性のオーディオマニアの「好き」に関しても、
疑ってしまうところが、私にはある。

つまり「好き」という感情が、こちらに伝わってこないからだ。
この伝え方も、人それぞれであり、
うまく伝えられる人、そうでない人もいるし、
初対面の人に対して、そうそううまく伝えられる人のほうが少ないであろう。

そんなことはわかっている。
けれど、(その1)で紹介した魯珈のカレー、
その2)のAさんの話からは、この「好き」という感情が、
ストレートにこちらに伝わってくる。

しかも、そのストレートぶりは、女性だからこそできることなのかもしれない、
そんなふうにもおもえるからこそ、この項を書いている。

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