メリディアン 218を聴いた(その9)
218は125,000円だから消費税8%ならば、135,000円になる。
これだけの予算があったとしよう。
オーディオに、これだけの予算がかけられる、としたら、どうするか。
何を買うのか。
人によって答は違う。
一人として同じシステムで聴いているわけではないし、
仮に同じシステムで聴いている人が何人かいたとして、
皆が同じだとは考えられない。
人によって価値観、考え方は違う。
それによって、135,000円という予算が、ポンと与えられたらどうするかも違ってくる。
CDプレーヤーにMCD350クラスのモノを使っている、としよう。
135,000円でラインケーブルを買う、という人もいよう。
長さによるが、10万円を超えるケーブルであれば、
上をみればキリがないとはいえ、かなりのケーブルが手に入る。
電源コードという人もいるだろうし、
その他のアクセサリー類という人もいよう。
どれが正解というわけではない。
私なら、MQA-CDを聴きたい、と考えるから、218を選ぶ。
MQAの音は、長いことアナログディスク再生にこだわってきた人ならば、
絶対になんらかの良さを見出せる、はず。
そう断言できる。
だからMQA-CDの音を聴く度に、
私は菅野先生のことをおもう。
音触という表現をつくられた菅野先生は、
MQA-CDの音をどう表現されるだろうか。
そのことを、こうやって書きながらもおもってしまう。