Date: 12月 25th, 2018
Cate: ディスク/ブック
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ブラームス 弦楽六重奏曲第一番 第二番(その1)

ブラームスの弦楽六重奏曲は、20代前半頃に聴いてから、
ほとんど聴くことがなかった。

曲が嫌いとか、つまらないとか、そんなはっきりした理由があったわけではなく、
ただなんとなく遠ざけていただけ。

十数年前だったか、
なんなとくブラームスの弦楽六重奏曲のディスクに手が伸びた。
正確には、ラルキブデッリのディスクだったから、である。
ブラームスの弦楽六重奏曲を特に聴きたかったわけではなく、
ラルキブデッリの他のディスクとまとめ買いしただけである。

そのまとめ買いも、輸入盤三枚以上だとインターネット通販だと、
さらに値引きしてくれるからである。

実をいうと、ラルキブデッリの演奏を聴いたのは、この時が初めてだった。
それまで関心のなかったラルキブデッリをなぜ買ったのかは、
その理由は思い出せない。

アンナー・ビルスマの熱心な聴き手ではなかったし、
むしろほとんど聴いていなかった。
なのにラルキブデッリなのである。

ブラームスの弦楽六重奏曲のディスクは後回しにしていた。
他のラルキブデッリのディスクを聴いて、
もっと早く聴いておけば──、と思った。

それでもブラームスの、というより弦楽六重奏曲という形式そのものを、
なんとなく遠ざけていただけに、ブラームスのディスクも、
なかなか聴こう、という気にはなれなかった。

この時買ったラルキブデッリの数枚のディスクで、
思わず声をあげたくなるほどの驚きがあったのが、ブラームスだった。

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