ミソモクソモイッショにしたのは誰なのか、何なのか(製品か商品か・その5)
商品と製品。
この二つを、何気なく使い分けているし、
場合によっては、ただおもいつくままにどちらかを選択していることだってあろう。
商品と製品。
二つの違いを考えていると、
ある製品がレッテル貼りをされると、商品となっていくような感じを受ける。
そして、貼られたレッテルによって売られていく。
商品すべてにレッテル貼りがなされているわけではない。
それでも、日本においては、レッテルが貼られているかいないのか、
その貼られたレッテルによってあれこれ語られていることが、
ずっと以前から続いているのではないのか──、
商品と製品について考えていると、そんなことを感じていた。
たとえばブランドも、一つのレッテルといえば、そうなる。
型番にしても、一つのレッテルになる。
価格すら、レッテルとも思えてくる。
これらのレッテルは、メーカー側によって製品に貼られる。
レッテルは、メーカー側によるものばかりではない。
オーディオ雑誌によるレッテルもあれば、
オーディオ店によるレッテルもある。
いまではSNSによるレッテルも出てきている、ともいえる。
その商品を見ている人すべては共通のレッテルは、メーカー側によるものだけである。
ブランド、型番、価格というレッテルは、すべての人が目にする。
それ以外のレッテルとなると、どのオーディオ雑誌を読んでいるのか、
行きつけのオーディオ店はあるのか、
インターネットにどれだけ接続し情報を得ているのか、などによって違ってくる。