実写映画を望む気持と再生音(STAR WARS episode VIII・その1)
2017年は、最初のSTAR WARSが公開されてから40年目だった。
とはいえ1977年に公開されたアメリカであって、日本公開は1978年である。
1978年にSTAR WARSを観たときのことは、いまでも思い出せる。
特に冒頭のシーン。
そのころ特撮は日本が優れている──、そんなことがいわれていたけれど、
なんてことはない、STAR WARSの冒頭数分で、覆されていった。
それは日本とアメリカという国の大きさの違い、パワーの違いのようにも感じた。
ある意味、特撮の最新技術に昂奮していたところもある。
それから40年間に、映画の技術も進歩し変化していった。
CG(Computer graphics)によるCGI(Computer-generated imagery)、
具体的にいえばジュラシックパークの一作目を観たときも、
そこにはSTAR WARSの一作目と同じ昂奮を感じていた。
CGはどんどん進歩していっている。
もう描けないシーンはないのでは……、といえるほどになっている。
もうたいていのことでは、観る側も驚かなくなっている。
昨年12月にSTAR WARSの最新作を観た。
通常の上映、つまり2Dの上映で観た。
今年の2月1日、IMAX 3DでもういちどSTAR WARSを観た。
二度目の鑑賞にも関らず、冒頭のシーンで昂奮した。
40年前の昂奮が、目の前にスクリーンにあった。
昨年春に「GHOST IN THE SHELL」をIMAX 3Dで観ていたから、
STAR WARS episode VIIIも確かめてみたい、と一回目を観たときから思っていた。