Date: 12月 9th, 2017
Cate: 菅野沖彦
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音のマエストロ「菅野沖彦の世界」に行ってきて……(その1)

西荻窪、南荻窪と杉並区に10年以上住んでいたので、
杉並区の中央図書館には何度も行っている。

その中央図書館の一階、CDコーナーで、
特別展示『音のマエストロ「菅野沖彦の世界」』が開催されるということを知って、
おおよそどのくらいのスペースが割かれるのかの想像はついた。

今日から開催されている。
行ってきた。
展示スペースは、想像したとおりの広さだった(広くはない)。

杉並区のウェブサイトには、「菅野氏が録音した音源の試聴コーナーもあります」と書いてある。
図書館での試聴コーナーだから、スピーカーでの音出しではないことはわかる。
ヘッドフォンでの試聴なのは理解できる。

けれど、そこにあったのは安っぽいCDラジカセとヘッドフォンだった。
菅野先生の録音はSACDでも出ている。
せめてSACDプレーヤーと良質のヘッドフォンアンプとヘッドフォンは用意できなかったのか、
と正直思う。

ステレオサウンドが、今回の展示に協力している、ともある。
確かにステレオサウンドが創刊号から展示してあった。
ただガラスケースの中に、である。

ステレオサウンドの協力とは、これだけなのか、とも思った。
せめて試聴器材の貸し出しに協力できなかったのか。

メーカー、輸入元にステレオサウンドが声をかければ、
器材を貸し出してくれるところは、いくつかあるはずだ。

ステレオサウンドが、あと一歩の協力をしていれば……、
と中央図書館に足を運んだ人は、みな思うはずだ。

今回の展示は始まったばかりである。
試聴器材の変更は可能なはずだ。

12月12日追記
一部、私の勝手な誤解があったこと、(その3)に書いています。

1 Comment

  1. 12月 9th, 2017
    REPLY))

  2. 今朝9時台、早い時間に『菅野沖彦の世界』の展示を見に行って来ました。
    担当の方いわく、「この企画にあたって、ソニーをはじめとした各メーカーへ問い合わせてみたところ『レンタルならお貸しできますが…』と取り合ってくれなかった、それで貧弱な試聴スペースになった」とのことでした。
    ステレオサウンド社の協力で、初日に展示されていない写真もコーナーへ展示できればと考えている、とのことでしたが….
    消化不良ながらも、自分自身のオーディオとの向き合い方を考えて帰りました。

    1F

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