スペンドールのBCIIIとアルゲリッチ(その12)

ステレオサウンド別冊「コンポーネントステレオの世界 ’79」での、
岡先生と瀬川先生によるBCIIIの組合せのつぎのとおり。

岡先生は120万円の予算で、組合せ合計1,110,000円。
 スピーカーシステム:スペンドール BCIII(458,000円・スタンド込み)
 コントロールアンプ:ヤマハ C2a(170,000円)
 パワーアンプ:ヤマハ B3(200,000円)
 ターンテーブル・ラックス PD441(125,000円)
 トーンアーム:フィデリティ・リサーチ FR64S(69,000円)
 カートリッジ:フィデリティ・リサーチ FR7(55,000円)
 昇圧トランス:フィデリティ・リサーチ FRT5(33,000円)

瀬川先生は120万円の予算で、組合せ合計1,147,900円。
 スピーカーシステム:スペンドール BCIII(430,000円)
 コントロールアンプ:アキュフェーズ C240(395,000円)
 パワーアンプ:サンスイ B2000(120,000円)
 ターンテーブル・ラックス PD121(135,000円)
 トーンアーム:フィデリティ・リサーチ FR14(38,000円)
 カートリッジ:エラック STS455E(29,900円)

スピーカーシステムは同じ、
ターンテーブルはどちらもラックスの同クラスのモノ、
トーンアームもどちらもフィデリティ・リサーチ。
瀬川先生はステンレス製のFR64SやFR66Sよりも、アルミパイプの方を評価されていた。

ほぼ同じところも見受けられるBCIIIの組合せで、組合せ合計もほぼ同じであっても、
組合せの意図は違うし、そこで 鳴ってくる音(聴くことはできないが)、
ずいぶんと違っていた、と思う。

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