オーディオと「ネットワーク」(価格表示について)
オーディオ機器の価格。
このアンプの価格はいくらだったかな、と調べようとして、
そのメーカーのサイトにアクセスする。
製品情報はある。
けれどいちばん知りたかった価格がどこにも表示されていない。
数年前までは表示されていたはずなのに、いまはなくなっている。
ある輸入元のサイトでは、製品を紹介しているページには価格は、ない。
価格一覧表が別に用意されていて、それを見ろ、というわけだ。
それからオープンプライスというものを増えてきている。
なぜ価格を表示しないのか。
もしくはわかりにくくするのか。
その必要性はあるのだろうか。
価格を表示しなくなったのは、ドイツでも人気の高いアンプメーカーだ。
ドイツのオーディオマニアが、そのメーカーのサイトにアクセスする。
日本での販売価格がわかる。
日本では、この値段なのに、ドイツでは……、というクレームが、
ドイツの輸入元へ来た、ときいている。
日本とドイツでは販売価格に差が生じて、当然である。
でも、これに納得してないマニアが、どうにも少なくないようなのだ。
ドイツの輸入元から、
そのメーカーに、サイトに価格を表示しないでくれ、という要望があった、らしい。
わからなくはない理由だが、
それでも日本での価格は、調べようとすれば、キーワードを追加すればすぐにわかることだ。
どれだけの意味があるだろうか、と疑問に思うのだが、
日本のオーディオマニアに不便を感じさせても、そのメーカーは価格表示をしない。
些細なことといえば、そうである。
けれど、その価格に自信をもって決めたのであれば、堂々としてればいいはずだ。
むしろ堂々としているべきである。
高い価格であっても、それに見合うだけの内容を備えたモノであれば、
わかりやすいところに、きちんと価格は表示しておくべき情報である。