Date: 6月 29th, 2017
Cate: 日本のオーディオ
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日本のオーディオ、これまで(OEM・その3)

エレクトロボイスのPatrician 800復刻のニュースをきいてまず思ったのは、
ティアック製オートグラフと同じで、エンクロージュアは日本製なのかもしれない……だった。

オートグラフや、それ以前のPatricianシリーズほどではないにしろ、
Patrician 800のエンクロージュアは、単なる四角い箱ではない。
コーナーホーン型である。

Sentry IVBもそうである。
30cm口径ウーファーを二基搭載したフロントローディングホーン型である。

だからエンクロージュアは日本製かも……、と思ったわけだ。

ステレオサウンド 60号にエレクトロボイス訪問記が掲載されている。
Patrician 800復刻関連の記事といえる。

Patrician 800の生産ラインの写真もあった。
Patrician 800はアメリカで製造しているのか、
日本製エンクロージュアかも……、というのは私の思い過しだったのか。

今日までそう思っていた。

ここ数日、エレクトロボイスの1828Cを眺めては、
あれこれプランを考えていた。
1828Cは岩崎先生が所有されていたモノだ。

鳴らされていた形跡はない。
岩崎先生は、このホーンドライバーを使って、
何をされようとされたのか──、そんなことも考えながらの自作スピーカーの構想である。

20cm口径ウーファーを、
アルテックの828エンクロージュアの1/2スケールのモノにおさめて、
上に1828Cを置けば、ナロウレンジなシステムではあるがA7のミニチュア版になる。
30cmウーファーと組み合わせて、トゥイーターを加えての3ウェイも考えている。
なのでエンクロージュアに関して、いくつか検索していた。

あるエンクロージュア製造の会社のウェブサイトを見つけた。
サカエ工芸という会社だ。

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