Date: 6月 22nd, 2017
Cate: スピーカーとのつきあい
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ホーン今昔物語(その9)

ステレオサウンド 60号を読んでいて、ふと思ったのは、
A4のホーン(マルチセルラホーンの1005Bをマンタレーホーンに換えてみたら……、だ。

マンタレーホーンMR94の大きさを見ていると、
817Aでもバランス的に不釣合いのように感じることがある。

MR94ホーンをA4のホーンにしたら……。
A4のエンクロージュア210は高さ213cmある。
この上にMR94がくると3m近くなる。

通常の部屋ではなんとか収まったとしても、いい結果は期待し難い。
でも60高ではステレオサウンド創刊15周年ということで、
いつものステレオサウンド試聴室から外に飛び出して、
1920年代に建てられた旧宮家邸(90㎡)を試聴室としている。

天井高も210エンクロージュアの上にMR94を置いても、まだ余裕がある。
こういうところでないと試せない組合せである。

アルテックのMR94もJBLの2360も、聴いたことはないけれど、
どちらもダブルウーファーでも、817Aは縦に二発、210は横に二発、
フロントショートホーンの大きさも210の方が大きい。
なんとなくだが、横二発の方がMR94には合うのではないだろうか。

210の奥行きは100cmあるから、MR94+288-16Kの設置も817Aよりも楽であり、
ウーファーとドライバーの音源位置合せも210のほうが容易に行える。

MR94搭載のA4の音を聴く機会は、まずないだろうが、
817Aよりも、いい結果は期待できる、と信じている。

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