「音楽性」とは(映画性というだろうか・その9)
液晶ディスプレイの大きなサイズが困難だった時代には、
複数の液晶ディスプレイを複数配置して、ひとつの大画面にしていた。
いまでは70インチ、80インチの液晶ディスプレイが製品化されているし、
100インチ超のサイズでも製造は可能になっている。
以前は100インチといえば、スクリーンに頼るしかなかったのが、
いまでは液晶ディスプレイでカバーできるサイズとなってしまった。
100インチのスクリーンと100インチの液晶ディスプレイ。
家庭で映画を観るのに適しているのは、どちらだろうか。
昔、東京には多くの名画座があった。
けっこう大きなスクリーンの名画座もあれば、かなり小さなスクリーンのところもあった。
もう記憶があやふやだが、こんなに小さいの? と思った映画館もあって、
それこそ100インチくらいのサイズだったろうか。
仮に100インチ程度の表示だったとしたら、
液晶ディスプレイの100インチの方が、部屋を暗くしないでも見られるし、
暗くしても見られるのだから、便利で手軽ということになる。
100インチのサイズで家庭で映画を観るのに、
価格を無視した場合、どちらを選ぶのか、液晶ディスプレイかスクリーンか。
この選択は、オーディオに通ずる。