Date: 11月 14th, 2016
Cate: 欲する
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資本主義という背景(その1)

世の中は動いている。
資本主義の世界は、つねに動いている。
こんな当り前のことをすごく実感したのが、今日のニュースである。

サムスンがハーマン・インターナショナルを買収することで合意した、というニュースには、
ほんとうに驚いた。

ハーマン・インターナショナルが買収されることに驚いたわけではない。
ご記憶の方も多いと思うが、十年ほど前にも、ハーマン・インターナショナルの買収はニュースになっている。
その時は流れてしまった。

今回のサムスンによる買収は80億ドル。
流れてしまった買収騒ぎのときも、確か80億ドルと発表されていた。
同じ金額なのか、と思いながら、買収するのがサムスンであることに驚いた。

このニュースは、いろんなことを考えさせる。

2010年8月13日に、twitterに下記のことを投稿した。
     *
オーディオ業界もマネーゲームに翻弄されている、ときく。それによって復活するブランドもあれば、没落していくブランドもある。なのに、オーディオ誌は、そのことに無関心を装っているのか、関係記事が出ることもない。オーディオは文化だ、というのであれば、きちんと取材し報道すべきだろう。
     *
これに対して、あるオーディオ評論家から反論があった。
そんなことに読者は関心をもっていない、有意義な記事にはならない、と。

ほんとうにそうだろうか。
アルテックが没落していった最大の理由もそこだ。
アルテックもハーマン・インターナショナルに買収されて傘下に入っていれば、
ずいぶん違っていたはずだ。

アルテックのようなメーカーもあれば、
買収先の会社によって、製造上の無駄が省かれ、
買収前と同じ製品でありながら、価格が安くなった、という例もある。
あるブランドが買収され輸入元がかわり、修理体制がひどくなったこともある。

ハーマン・インターナショナルも、これまでにさまざまなブランドを傘下におさめ、
ブランドのいくつかは離れてもいっている。
そのことについて思うところはある。

私に反論されたオーディオ評論家は、
「オーディオは文化だ」とは一度もいっていない、とのことだった。
それはそれでいい。人それぞれである。

人それぞれであるのだから、そのオーディオ評論家が有意義な記事にはならないと考えても、
すべての読者がそうなのではないはずだ。

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