Date: 10月 9th, 2016
Cate: ステレオサウンド
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ステレオサウンドについて(その70)

同じ《STATE OF THE ART》賞でも、一回目の49号と53号とでは選ばれる機種数が大きく違う。
53号では17機種。

瀬川先生はアルテックのModel 6041の他は、
マークレビンソンのML6のことを書かれている。
個人的には、あと一機種担当されていれば……、と思っていた。

もう一本の特集、アンプテストで瀬川先生は53号ではまったく書かれていないからだ。
52号では特集の巻頭に「最新セパレートアンプの魅力をたずねて」を書かれていた。
でも、これは仕方ないことだとわかっていても、もの足りなさを感じる。

けれど53号を読み進めていくと、瀬川先生はかなりの量を書かれていることがわかる。
53号には「ひろがり溶け合う響きを求めて」の三回目が載っている。
そして「JBL#4343研究」の三回目も載っている。

この「JBL#4343研究」は、4343のバイアンプ駆動である。
それもマークレビンソンのパワーアンプML2を六台用意しての、
4343を極限まで鳴らしてみようという試みである。

この他に「サンスイ・オーディオセンターの〝チャレンジオーディオ〟五周年」、
「ついにJBLがフェライトマグネットになる 新SFGユニットを聴いてみたら」、
この二本も、である。

これらをあわせると、かなりの量である。
読み応えもあった。

瀬川先生に関してだけではない、
52号から連載が始まったザ・スーパーマニアは、カンノ製作所の菅野省三氏が登場されている。

カンノアンプの名は、どこかで見て知っていたけれど、
詳細について知りたいと思っても、それ以上は知りようがなかった。
そのカンノアンプについて、単なる技術的な詳細だけでなく、
そのバックボーンについても知ることができた。

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