Date: 9月 25th, 2016
Cate: 日本のオーディオ
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日本のオーディオ、これまで(ラックスCL32・その6)

ラックスのCL32について、いつか書こうと以前から決めていた。
CL34のことは触れないか、さらっと触れるぐらいにするつもりだった。

けれど今回のような書き方にしたのは、少し前にラックスからLX380という、
プリメインアンプの新製品が登場したからである。

LX380の型番からわかるように、SQ38シリーズの最新モデルにあたる。
LX380の前にはSQ38uというモデルがあった。

SQ38uを見た時も、ラックス、ほんとうにどうしたんだろうか……、と思ってしまった。
LX380でも、またそう思ってしまう。

正確にはラックスマンとしなければならないのだが、
以前はラックスだったし、
「どうしたんだろうか……」には、
ラックス時代の製品を知っているからこそのおもいが入っているから、ラックスとしておく。

まず型番について書いておきたい。
私はこのブログでは基本的には「−(ハイフン)」は省略している。

以前のラックスの型番のつけ方にはひとつのルールがあった。
最初のアルファベットが二文字のときは数字との間にハイフンは入らない。
SQ38、CL35、MQ36など、当時のラックスの広告を見てもらえば、確認できる。

一文字の場合は数字との間にハイフンがはいる。
L-390V、C-1000、M-6000というようにだ。

それがいつの間にか変更になっている。
ラックスマンのウェブサイトで製品情報のページをみてもらえれば、
アルファベットが二文字だろうと一文字だろうと、数字との間にハイフンが入る。

今回の新製品LX380も、正確にはLX-380である。
SQ38uもSQ-38uである。

日本のオーディオ機器はハイフンを使う機種がほとんどだ。
その中にあって、ラックスは少し違っていた。
それがラックスらしさでもあったのに、いまは違う。

型番のハイフンなど、ほんとうに細かなことである。
そんなことを取り上げたところで、音とは関係のないことじゃないか──、
そう思う人の方がいまでは多いのかもしれないが、
そのこまかなことの変更が、いまのラックスのデザインに深く関係しているとも感じられる。

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