Date: 7月 23rd, 2016
Cate: 世代
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世代とオーディオ(ロゴはかわる・その2)

マークレビンソンのロゴも、いつのまにかかわっていた。
いまのロゴにかえた理由は、わからないわけではない。
おそらくレビンソン(Levinson)のLを、目立たせたいからであろう。

1989年ごろ、リッスン・ヴュー(Listen View)というオーディオ雑誌が創刊された。
ステレオサウンドと同じで季刊誌で、途中でサウンドステージという誌名に変更された。

リッスン・ヴューのロゴは上下二段だった。
ListenのLを大きくし下段にまで及んでいた。
そのせいなのだが「L」をアルファベットではなく括弧として捉えられることがあったそうだ。
Listen Viewがisten Viewと認識される。
リッスン・ヴューではなく、イステン・ヴューと読む人が少なからずいた、と聞いている。

Listen Viewのロゴが優れたデザインであったとはいわないが、
Listen Viewときちんと読めた。これを「L」なしのisten Viewと読む人がいるとは信じられなかった。

けれどマークレビンソンのロゴが変更されて、
これも同じ理由(似た理由)なのだろう、と思うとともに、
そういう人がいるということも認識を新たにした。

マークレビンソン(mark levinson)のロゴは基本的にはすべて小文字で、
Lのみが大文字で、上下二段になっている。
つまり最初のmの左端とLがつながっている。
mとLで上下を挟まれるようなかっこうでeがある。
そのため、Lが、ここでも括弧として認識されたのだろう。
そうなるとマークレビンソン(mark levinson)がマークエビンソン(mark evinson)になってしまう。

それでLとeの位置関係が大きく変更され、
下段のLevinsonの横幅が、以前よりも長くなっている。
これに伴い、もうひとつの変更が加えられている。
上段のmarkのあとに続く記号である。

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